恒大集団の許家印会長が当局に拘束(軟禁?)された。容疑内容は不明。 (許家印氏の拘束関連は末尾) 中国の不動産市場は報じられている、あるいは認識されている状態よりはるかにひどいという懸念が強まっている。工事停止中の物件には躯体状態でも購入者が住んで生活を始め、立ち腐れの物件は文字通り「立ち腐れ」で、物理的に工事の再開は無理だ。...
ハーバード大への入学(アクセプタンス・合格)については「大学への寄付の額の多寡」とか「有力教授の研究支援」が効果的といった話が、断片的には昔から聞こえてきた。 今はこれらを効率的に行うカウンセリングをするサービスがあるようだ。 この手のサービス会社の名を列挙しておくと次の通り **大学入学カウンセラー** ① Command Education ② AcceptU ③...
本号は事情により簡略版 GICが汐留シティセンターのほぼ大半である持ち分を売る予定だ。 「フィー・デベロッパー」としてデベロッパーの代わりをしようとしたデベと デベロップメントの発注先としてのデベロッパーを期待した齟齬が昔、あった。...
碧桂園は昨年まで中国で最大のデベだった(今年は今の所、6位)が8月の初めに2本のドル建て債の利払いが出来ず、不信感が急速に高まって株価やボンドは急落した。商業不動産デベ首位の大連万達の資金難に加えて恒大集団の問題も未決着であり、もし不動産セクターの総ドミノ倒しが発生すると中国はもちろん、世界に問題が波及しかねない。...
俳優・実業家のトム・フォード(61才)は自分「トム・フォード・ブランド」をエスティ・ローダーへ28億(4060億円)で売ると昨年11月に発表、一挙にビリオネア(資産1450億円以上のド金持ち)のリスト入りした。...
エクソダスというのは旧約聖書の故事に倣った「大脱出」だ。 新型肺炎当初に大都市でこれが発生、マンハッタンの場合だとの西側にあるニュージャージー州とか東のハンプトンズに向ったエクソダスもあったが、人目を引いてめだったのがフロリダ州とかサンベルト地帯へ向った流れだ。 その「エクソダス」に逆流が起き始めている。話は以下の通りだ。...
碧桂園は2022年まで6年間、売上高で中国最大のデベだったが、2本のドル建て債・額面合計10億$(1450億円)の利払いがなされず、急激に不安感が高まっている。 利払い日は(8月の)7日で、今は30日の猶予期間中だ。決算は近日中に発表されるが、上半期は最大76億$(1.1兆円)の超巨額赤字となる模様である。...
日本のデベの時価総額首位の座が「三井不動産」で固まった。ライバルの三菱地所が世界的に不振なビル事業に偏重している一方、同社はモール、レジャー、ホテルにも強い。 三井不動産が主導している神宮外苑再開発計画には反対が起きている。人間はえてして見慣れた風景が変わってしまうのを嫌うものだが、都市は変革を続けるべきものなのだ。...
何回も日本人を勇気づけて来てくれたクルーグマン先生が、また強烈な日本びいきを発した。 載ったのはニューヨークタイムズの電子版 2023.7.25だが、 ただしSUBSCRIBER-ONLY NEWSLETTERだ。 What Happened to Japan? Paul Krugman ********************************************...
日銀の植田総裁が6月末のシントラ(ポルトガル)でのECBフォーラムで放ったジョークを振り返ってみたい。以下、順序は少々違っているようだ。 ECB Forum on Central Banking – Policy Panel - YouTube 植田総裁は私にとって筑駒(当時・教駒)・東大の先輩で年もまあ近い。当時の教駒的な人間観では、植田総裁は同級生の中で明らかに一目置かれるタイプだったと思う。...