三井不動産や三菱地所のテレビCMがなぜ時々、超ダサくなるか

 私は過去の三井不動産のテレビCM各種を非常に高く評価していたのだが、一転、今、流している広瀬すずが主役の「日本橋シリーズ」のテレビCMの超ダサさはなんと表現すればよいのだろうか。

 「残す」「よみがえらせる」等のフレーズをおじさんクラスがたくさん入れる事にこだわったと聞く。

 テレビのCMづくりに「おじさんが参加する」というのも、三井不動産の仕事の進め方も変わったものだ。昔はCMづくりはせいぜい入社10年目クラスが主導、「おじさん」は感度がずれているとして、入れてもらえなかったのではと思う。

 

 もう20-30年前、同社のライバルの三菱地所が突然、訳の分からない超ダサいテレビCMを流しだした事がある。しかし今思えば、丸の内が一種の桎梏となっていた同社が、その牙城から飛び出そうともがいていた時期だったようにも思う。

 実際、このテレビCMからしばらくして同社は明らかに変身した。

 

 今の三井不動産のCMに見られる迷い:いろんなキーワードを無理に押し込めた結果、超ダサくなってしまった今のCM・「日本橋シリーズ」:何年か経つと「あの頃が俺たちの『岐路』だった』んだよな」[CM的にはうまく表現できなかったけれど、俺たちは何かを掴んでいたよな」という事になるのかも知れない。

 

 そう考えれば今はダサく見えるCMでも、今後が楽しみである。