若い女性が説明する『デパコメ』と『プチプラ化粧品』の違い

 まず、以下は私が私の経験として今回のリサーチに協力してくれた若い女性に述べた問題意識だ。

 

『個人的体験だが娘たち用に「ジルスチュアート」、カミさんにその倍の価格の「アダルト向け」の口紅セットを推薦された。塗り比べてみても同じ物だったので、カミさん用も値段が半額の「ジルスチュアート」にしたいと言ったらそれはダメだと言われた。コーチやプラダのように見ればわかるブランドならともかく、口紅は塗ってしまえばどこのブランドなのかは関係なさそうに思える。』

 

(女性A)●

私がデパコスを使う大きな理由の一つは、前述した、「心が満たされる」感覚を味わえるからです。女性は毎日お化粧をします。その毎日の何気ない動作が、お化粧品ひとつでワクワクに変えることができます。

こんな経験があります。私は節約のために一度全てドラッグストアでの化粧品に、無印のスキンケアで揃えた時期がありました。その頃は貯金のために欲しい物を全く買わずに、毎日淡々と生活していました。毎日無の感情でお化粧をし、パッパと終わらせ、仕事に行く準備をし生活していました。もちろん、ドラッグストアの物であってもなんの不自由さもありませんし、肌が荒れることもありません。発色や質感は違えど、「同じ化粧品」であるからです。

そんな中、誕生日プレゼントでデパコスの化粧品を頂き、久しぶりにデパコスの化粧品を使う機会がありました。すると、毎朝起きるのが楽しみになり、「お化粧」の時間が楽しくなり、毎朝自分に小さなプレゼントをしているような感覚になります。(しかもこの感覚は買ったばかりの最初だけではなく、大抵長い間ずっと続きます。)無で生活していても何も困ることはありませんが、高揚したり心が満たされることはないため、この感覚を忘れていたなぁと思い出したことをとてもよく覚えています。

その後、自分で久しぶりに百貨店でメイク落としを購入しました。デパコスはお値段の分だけ成分が良いものが多く、いつもただただ面倒くさく後回しにしていた化粧落としの「作業」が、落としたときの肌質の感動から一気にお化粧を落とすことが楽しみになり早く自分のお肌から「お化粧を落としてあげたく」なります。これがデパコスのパワーです。やっぱり、出来るなら自分の好きなブランドで気分を高めたいし、デパコスの良さは決して使用時の「見た目」だけではないんです。男性が全て同じ口紅に見えるのは重々わかります。しかし、ブランド毎に塗り心地や香り、成分、見た目による気分の上がり具合が全く違うのです。そのため、例えお値段が倍のものであっても、値段以上の価値がそこあるのです。

 

(女性A)●

私は、洋服はプチプラで揃えることが多いですがコスメは多少高くても肌に良いものを使いたい派です。年齢によって肌の質や悩みも変わってくるのでその時に合わせて購入します。洋服や靴やコスメなど何にお金をかけるかは人それぞれで自分の中でのこだわりが現れてくるのだと思います。参考までに、いくつかのコスメの年代別の人気ブランドをネット情報も参考にしながら書きます。今後、ご家族へのプレゼント選びにお困りの際はぜひ相談してくださいね。

 

    ***ジャパン・トランスナショナル***