すごかった三井不動産のCMソング

 三井不動産のCMソングはすごいと思う。(2021.6現在も流れている曲)

 なんだかCMらしからぬ訳の分からないリズムや歌詞が続き、終わりの方で「ひととともに・・三井不動産」となる。

 「自分たちがカラを突き破ろう」としている熱気を私は感じた。

 音楽的にはドラムが好きな友人からもらった、リズムに凝った南米のものに似ている。「変拍子」が混じっているように思うのだが、そうならばこれも共通だ。

 

 このCMソングのどこがすごいかというと、これを「業務」として作り上げた点だ。

 「どんな音楽にしたい」と、いったいどのようなプロセスを経て広告代理店に伝えたのだろうか?

 この点ではまず、同社の広報部の担当なり、グループ長がすごいわけだ。

 次にすごいのは、広告代理店の担当の方だ。

 よくもここまで、発注者の意図をくみ取ったと思う。

 関係者にはどう表現して三井不動産の意図を伝えたのだろう。

 次にすごいのはこれを受けた作曲者と作詞家(+プロジューサー?)だ。

 これもよくもこんな素晴らしい曲に練り上げたと思う。

 最後は演奏しているバンドと、なによりも歌っている歌手の方。

 どなたなのか調べれば分かるのかも知れないが、CD買いたくなりますね。

 

 ということで、三井不動産広報部、広告代理店、作曲家・作詞家・プロジューサー、バンド、歌手、このどの一つのメンツが欠けても、あんなすごいCMソングはできないだろう。

 

 これはお金を出せば作れるというものではないわけだ。

 

でもお金はちゃんと払わないと作れない。