効くワクチンもあれば、効かないワクチンもある

 「TVタックル」はいろいろな立場の素人・半玄人が議論を戦わすことをショーにしているわけだが、この5週間か6週間の圧倒的な主役が「厚労省の女性技官」という状態になっている。

 

 今日(6/7)はそのまんま東や豊田真由子女史ほかが「ワクチン、ワクチン」と言っていた時に飛び出したのが「効くワクチンもあれば、効かないワクチンもある」という名言だ。

 考えてみればこれは当然の話で、我々は「効くワクチン」だけを打たれていたのだ。

 

 それにしても、官庁も進歩した。こんなメンツでの討論会に出て一歩も引かず正論を主張し、かつそれがテレビの視聴者の納得を得る事ができるというのは、大変な事だと思う。正論は通常はまだるっこしくて、マスメディアにはなじまないものなのだ。

 

 友人がメーカーで原子力発電所の安全性を確認する部署にいたのだが、福島原発直後と1か月後では弁舌というか説明能力と言うか、格段に上達してわかりやすくなっていた。

 どうしたんだと聞く、その間、社内のいろんな部署に原発とは無関係な取引先への説明に駆り出され、素人向けの説明がすっかり上手になったんだという。

 

 とにかくTVタックルの彼女は大したもので、こういう方が「新型肺炎対策行政」の中枢の一画にいるということは、国民としてとてつもない安心感だ。

 どんな行政や政治でも同じような説明が可能ではないとは思うが、それに甘えて「説明能力」を磨いてこなかったという部分もあるのではないだろうか。

 記者クラブ制度や検察幹部との常習的マージャン問題はさておき。

 

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