旅行先で陥ったIT地獄

 先週、一泊二日の新緑狩りに行ってきた。

 

 秩父駅前でレンタカーを借り、奥秩父から山梨をぐるっと回って奥多摩で一泊、青梅で車を返した。

 

 持参したのは、iPhone 6、iPad2、モバイルルーター、携帯バッテリー、ケーブル2本。

 

 トラブルの伏線は「dマガジン」という週刊誌を拾い読みするアプリを先月買った事だ。非常に役に立つアプリで、記事をバンバン読んでいた。

 

 旅行に出る3日前くらいからiPhoneのダウンロードが極端に遅くなり、契約会社のソフトバンクに出かけたら、月ぎめの通信容量を超えているので速度制限がかかっているという。上記の「dマガジン」のせいだった。

 

 二つの解決策のうち、「モバイルルーター」の買い増しで月5ギガ(?)の契約となった。

 

 このモバイルルーターも、以前に別の筋からノベルティでもらっていた携帯バッテリーも、両方ともフル充電して、旅行へ出発した。

 

 ところが電車の中で見ると「9時間持つ」はずのルーター、もう全量切れ寸前のアラームだ。おまけにこのルーター、電池の残量不足からか、iPhoneにつながらない。

 

 秩父でレンタカー屋さんに到着、レンタカーの手続きを始める前に、モバイルルーターの充電のため、まずコンセントをお借りした。充電しながらレンタカーの手続きをした。

 

 3分の2くらい充電した所で充電しながらiPhoneに接続しようとしたら、やはりこのルーター、iPhoneにつながらない。

 

 ソフトバンク日吉店に電話で状況を説明したら、「初期故障で、8日以内に持参すれば無償交換する」という事になった。しかし旅行のための当座の役には何にもならない。

 

 データ―通信ができないのでは旅行に大きく差し支えるので、緊急避難としてソフトバンクの157に電話し、多めにと思って2ギガ、2000円を買いましの注文をした(つもりだったのだが、1ギガ単位でのみ買い増すものらしく、旅行先から帰ったあと、ソフトバンク日吉店からあなたは1ギガしかお買いになっていませんと言われた)。

 

 さて携帯、2ギガ(実際は1ギガ)の買い増しで、通信速度は非常に改善はしたのが、それでもいつもよりちょっと遅い。再度ソフトバンクの157に電話すると、たぶん秩父市のはずれで電波状況が悪い所で使用しているからだろうという事になった。

 

 まあこの程度の遅さなら我慢できない事はない。

 

 散々くるまを乗り回して宿に着くと、iPhone の電池残量は22%だ。さっそく持参した充電バッテリーで充電したのだが、50%にまでしか回復しない。あせった。

 

 充電バッテリーを充電するためのケーブルも、iPhoneを充電するためのケーブルも持っていない。

 

 翌日はiPhoneを基本的にはシャットダウンし、使う都度、起動して使用した。

 

 そしたらなんとかもった。自宅についた時のiPhoneの電池残量は18%だったから、ぎりぎりだ。

 

 家でくだんの充電バッテリーで充電をためすと、56%に回復した。でも「たった56%」だ。

 

 今回はなんとか切り抜けたけれど、こういうのってなんとかならないのですか。