週刊住宅:世界のビッグ・プレイヤーたちの横顔

 イギリス最大規模のリートであるブリティッシュランドの主力ビジネスはオフィスビルとリテールで、わずかだがマンション事業も行っている。資産ポートフォリオは123億£(1.8兆円)だ。...
 1929年に始まったアメリカの大恐慌は銀行の連鎖倒産まで呼び、リスクがある貸し出しは控えられた。定期預金は当時、最長5年だった。いつ預金引き出しの波に襲われるか分からないので、銀行が貸し出せる住宅ローンは「5年物」が最長となってしまった。これでは不動産は動かない。信用はますます収縮していった。...
 中国最大規模のデベ、深圳本拠の万科企業の2017年度の売上高は2373億元(3.9兆円)だ。三井不動産の2018年3月期の売上高、1.75兆円の2.2倍である。...
 マンハッタンのセントラルパークのすぐ南にある57番街には「億万長者通り」というニックネームがついている。この通りは東西に走る周囲のストリートの中で幅員が広めで、セレブが住む超高級マンションが多く建っている。...
 香港の実業家にして富豪、李嘉誠は1928年生まれの90才、あだ名は「超人(スーパーマン)」だ。彼の帝国は金融、小売り、エネルギー、ユーティリティ他、多岐に及び、その中でも基幹となるのは長江実業地産(CKアセット)という不動産会社である。...
 マリオットが世界で運営するホテルの室数は127万室だ。二位のヒルトンの83万室を抑え、圧倒的な世界最大のホテル会社である。2016年に室数36万室と当時、世界第7位だったスターウッドを買収、ヒルトンから首位の座を奪った。...
 アメリカの実店舗型小売業にとって2017年は大変な年だったが、2018年は多くの会社は持ち直した。そのような中で、シアーズの苦境は続いている。  今もまさにそのさ中だ。10月15日に迎える債務返済についてデフォルトを避けるためのディールが未だにまとまっていない。同社は去年、納入業者の離反から危機に陥った。慢性的に綱渡り状態なのである。...
 「中国投資公司」は大型不動産取引としては以前、目黒雅叙園の買収で日本の市場に一瞬だけ顔を見せたことがある。中国投資公司の「公司」は「コンス」と読む。  中国における「外貨準備」の担当は、国家為替局という部局だ。...
 アメリカの代表的な住宅価格指数である「S&P/ケース・シラー住宅価格指数」をケース教授と共同開発したのがロバート・シラー教授(2013年にノーベル経済学賞を受賞)だ。世界で最も有名な不動産経済学者である。2000年前後のITバブルや2000年代中盤の住宅バブルについて、崩壊の警告を事前に出していた事でも有名だ。...
 アブダビは知名度ではドバイに劣るがアラブ首長国連邦(UAE)の盟主であり、その原油の埋蔵量は膨大である。ホルムズ海峡近くの半島部に位置する。2007年、株価下落が止まらずに経営危機さえ囁かれていたシティ・グループへ大型出資して救済、脚光を浴びた。最近は観光にも力を入れていて、ルーブル美術館の別館を昨年オープンさせている。...

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