週刊住宅:世界のビッグ・プレイヤーたちの横顔

 香港の実業家にして富豪、李嘉誠は1928年生まれの90才、あだ名は「超人(スーパーマン)」だ。彼の帝国は金融、小売り、エネルギー、ユーティリティ他、多岐に及び、その中でも基幹となるのは長江実業地産(CKアセット)という不動産会社である。...
 マリオットが世界で運営するホテルの室数は127万室だ。二位のヒルトンの83万室を抑え、圧倒的な世界最大のホテル会社である。2016年に室数36万室と当時、世界第7位だったスターウッドを買収、ヒルトンから首位の座を奪った。...
 アメリカの実店舗型小売業にとって2017年は大変な年だったが、2018年は多くの会社は持ち直した。そのような中で、シアーズの苦境は続いている。  今もまさにそのさ中だ。10月15日に迎える債務返済についてデフォルトを避けるためのディールが未だにまとまっていない。同社は去年、納入業者の離反から危機に陥った。慢性的に綱渡り状態なのである。...
 「中国投資公司」は大型不動産取引としては以前、目黒雅叙園の買収で日本の市場に一瞬だけ顔を見せたことがある。中国投資公司の「公司」は「コンス」と読む。  中国における「外貨準備」の担当は、国家為替局という部局だ。...
 アメリカの代表的な住宅価格指数である「S&P/ケース・シラー住宅価格指数」をケース教授と共同開発したのがロバート・シラー教授(2013年にノーベル経済学賞を受賞)だ。世界で最も有名な不動産経済学者である。2000年前後のITバブルや2000年代中盤の住宅バブルについて、崩壊の警告を事前に出していた事でも有名だ。...
 アブダビは知名度ではドバイに劣るがアラブ首長国連邦(UAE)の盟主であり、その原油の埋蔵量は膨大である。ホルムズ海峡近くの半島部に位置する。2007年、株価下落が止まらずに経営危機さえ囁かれていたシティ・グループへ大型出資して救済、脚光を浴びた。最近は観光にも力を入れていて、ルーブル美術館の別館を昨年オープンさせている。...
 ブラックストーンは日本の大型の不動産取引を行った経験がある。約1万戸の賃貸マンションポートフォリオを2014年に2000億円で取得、二年後に2600億円で売却したことがあるのだ。同社はいつ本格的な形で再度、日本に登場しても不思議ではない。  今の時点でブラックストーンを語る際には、「ジョン・グレイ氏」の名前は外せない。...
 GGPの旧称はジェネラル・グロウス・プロパティーズという。昨年、社名を変更した。130ヶ所前後のモールを所有し、アメリカのSCリート第2位という大手だ。...