グローバル不動産経済研究会:レジメ

 ニューヨークの住宅市場は、2021年は目覚ましい復活を遂げた。400万$(4.6億円)以上のラグジュアリーな住宅の売買件数は1877件と、2006年以来で最大だ。最高価格の取引は220セントラルパーク・サウス内の1.575億$(182.7億円)だった。 一方、一般の住宅も過熱していたが、外周部で年後半で人気が若干冷えている。...
 Eコマースに力を入れていた会社の中に「実店舗の価値を見直す」動きが増えている。実店舗での販売とオンラインでの販売を統合させて販売を図るところも多い。オンライン広告は出稿会社が増えすぎて、グーグルやフェイスブックの顧客獲得コストは膨らんでいる。 (末尾にEコマースと実店舗関連の記事)...
 ジローが買取り転売事業で大失敗をした。同社は全米で圧倒的な不動産検索サイトだが、2018年に「自分達ほど住宅市場を理解している所はない」として買取り転売事業に進出していた。この手法はアルゴリズムを用いたiBuyingと呼ばれたが、自信過剰があだになった。...
 カリフォルニアのナパバレーのフォーシーズンズが一室当たり210万$(2.39億円)と、史上2番目に高い一室単価で売買された。またヒルトンは新型肺炎による閑散時に「毎日毎秒」価格を変更できるシステムを開発、このシステムはインフレ時にもそのまま使える。  (過去のブログ)フォーシーズンズは山火事に懲りない (ウォールストリートジャーナル 2021.2.13)...
オヨのIPOが明らかになったが、ソフトバンクはオヨを上場させ巨額の投資失敗から足抜けを図るとされている。ここまで悪く言われては孫CEOは多少、気の毒でもある。  ソフトバンクと孫CEOはこの春に巨額利益を計上したのに、海外メディアからは非常に低い評価が続いている。ITやAIに対する孫CEOの先見性を称える声はほとんどない。...
 「リモートワーク」が進んでもニューヨークやサンフランシスコの様な超巨大都市は衰退しないだろう。Zoomの10倍の性能を持つビデオ会議システムを6年前から持っていたIT会社は、「新製品の開発でクライアントと議論する時はこのシステムはだめだった」という。...
 WeWorkはかなり立ち直った模様で、矢継ぎ早に大企業2社との提携をする。クッシュマン・ウェイクフィールドとサックス・フィフスアベニューとの提携だ。サックス・フィフスアベニューは現在、ロード&テイラーとともにカナダのハドソンズ・ベイ傘下にある。...
 マンハッタンでは超高額マンション市場復活の勢いが加速している。6月中の5000万$(55.5億円)以上の売買は6戸あった。1000万$(11.1億円)以上の売買は数多くある。物件別に最も目立ったのは220セントラルパーク・サウスの3戸で、アマンでも2戸が売れた。...
 恒大集団と中国の債務問題が同時並行で悪化している。ただし両方とも、過去に以前から「悪化」と言われてきた。経済的に貧しい地方の政府系ビークルの社債利回りが上昇している。中国では国有企業の倒産も起き、恒大集団も「大きすぎて潰せない」はあたらなくなった。  (末尾の2021.7.20「恒大集団:株価急落」の追記へ)...
 マンハッタンの超高額マンションが動き始めた。二戸まとめ買いで1.57億$(171.6億円)、2680万$(29.2億円)、1850万$(20.2億円)、1800万$(19.6億円)等の取引があり、日本円で10億円以上の売買が少なくとも9件、発生している。...

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