グローバル不動産経済研究会:レジメ

 SCリート最大手のサイモン・プロパティが、同業のトーブマンセンターを36億$(3960億円)で買収する。前者は235ヶ所、後者は26ヶ所のモールを運営している。一般にモールは不調だが、サイモン・プロパティの場合は調達金利が2-3.5%で今回の投資利回りは6.2%。...
 ロンドンのナイトブリッジで2.1億£(302億円)の住宅取引が成立、これはマンハッタンでの記録2.38億$(261.8億円)を超す。買主は香港のCCランド会長のファミリー・オフィス。元は4戸だったタウンハウスを連結した物件で、買主がこれを再分割するのかは不明。  ニューヨークでも9270万$(102.0億円)と、同市第三位の巨額マンションが成約した。...
 アメリカのデパートはクリスマス以降も大幅な値引き販売の継続を強いられており、更なる業績の悪化が懸念される。従前、それほど悪化していなかったサイモン・プロパティ、GGP、メイスリッチなどのトップティアのモールでも家賃減額等が痛手となり悪化が目立ってきた。...
 ソフトバンクと銀行の「距離」に変化が起きた。同社が3000億円の借り入れを求めた所、三菱UFJと三井住友は後ろ向きの模様だ。ソフトバンクは投資先の不振が次々と明らかになっていて、特にインドでの投資でそれが著しく、中でもオヨに疑問が持たれている。...
 ハドソンヤードで三井不動産が大口投資した2本のビルを含めた3本のビルに、フェイスブックが大型の入居を決めた。これで三井不動産が投資した竣工済みの55ハドソンは満室に、同4000億円超を投資して建設中の50ハドソンの入居率は75%になった。...
 ソフトバンクは支離滅裂な企業文化の為、ビジョンファンドではこの半年で、投資スタッフ12名が退職、来年春のボーナス後に退職者はさらに増えそうだ。トップクラスでも退職者2名が出ている。チーム間の競争が煽られ、投資経験がない人間達が上層部にいてコミュニケーションも悪く、孫CEOへや報酬の仕組みにも不満が持たれている。...
 ブラックストーンの物流用不動産投資に拍車がかかっている。今回はコロニーキャピタルから物流倉庫のポートフォリオ、59億$(6370億円)を取得した。同社は6月にシンガポールのGLPからアメリカ所在物件群を債務込みで187億$(2.02兆円)で、9月にはカナダのドリーム・キャピタルから西ヨーロッパ所在物件群を62億C$(5640億円)で取得した。...
 ソフトバンク・孫CEOの「投資家」としての評価がアメリカでボロボロとなった。孫氏はWeWorkに107億$(1.15兆円)を投じたが、同社は評価が極端に悪化しIPOを延期するはめになってしまった。孫氏が巨額投資したウーバーの株価も大幅下落、孫氏の投資家としての腕が疑われている状態で、ビジョンファンド2の投資家集めにも影響が出る見込みだ。...
 ソフトバンクの第二号ビジョンファンド・1080億$(11.5兆円)の投資家集めは順調には進んでいないようだ。「出資はするが額は未合意」とする会社がある上、ソフトバンクが従業員に200億$(2.1兆円)も貸し付けて出資をさせる。これは足りない分の穴埋めだろう。...
 注目されているアマゾンの無人コンビニ、アマゾン・ゴーは現在、全米14ヶ所で展開中だ。監視カメラやセンサー、購入品の精算等についての問題は聞こえないのだが、肝心の「客」が来ずランチタイム以外は閑散としている。小売は簡単そうに見えて、実は奥が深い。...

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