グローバル不動産経済研究会:レジメ

「オフィス」の形の今後だが、英バークレイズが進めている「サテライトオフィス化」は、三井不動産の「ワークスタイリング」事業がこれに近似している。「リモート協業」も有効だ。「コワーキング(シェアド・オフィス)」は社会的距離に反する。IT会社の中には、イミグレ等が面倒な事もあり75ヵ国のスタッフがリモートワークを実施している会社もある。...
 世界的に賃料減額の嵐である。 ・商業施設は店舗閉鎖で売り上げがない。・賃貸住宅居住者で失業が多発している。・住宅ローンの債務者が失業してローンが払えない=MBS価格の下落。・オフィステナントまで家賃下げ要求。 ・ホテルは全面閉鎖をしている所が多いが、家主との賃料の問題は表面化していない。...
〇アメリカのモーゲージ関連の金融市場で混乱が起きている。給料をもらえない人間がモーゲージを払えなくなる為、不安からMBS(モーゲージ証券)の価格が下落、これで発生した追加証拠金にモーゲージリートやモーゲージ投資ファンドが対応できない。裏付けられた物件がモールが主であるCMBS(商業不動産モーゲージ証券)でも混乱が起きている。...
 新型肺炎の影響で中国人による購入が世界各地ですっかり止まっている。中国国内でもマンション販売は90%減少だ。中国では屋内での運動を兼ねた任天堂のゲーム機や、女性が化粧の練習をする為の口紅やメイキャップ用品が通販での売れ筋になっている。...
 SCリート最大手のサイモン・プロパティが、同業のトーブマンセンターを36億$(3960億円)で買収する。前者は235ヶ所、後者は26ヶ所のモールを運営している。一般にモールは不調だが、サイモン・プロパティの場合は調達金利が2-3.5%で今回の投資利回りは6.2%。...
 ロンドンのナイトブリッジで2.1億£(302億円)の住宅取引が成立、これはマンハッタンでの記録2.38億$(261.8億円)を超す。買主は香港のCCランド会長のファミリー・オフィス。元は4戸だったタウンハウスを連結した物件で、買主がこれを再分割するのかは不明。  ニューヨークでも9270万$(102.0億円)と、同市第三位の巨額マンションが成約した。...
 アメリカのデパートはクリスマス以降も大幅な値引き販売の継続を強いられており、更なる業績の悪化が懸念される。従前、それほど悪化していなかったサイモン・プロパティ、GGP、メイスリッチなどのトップティアのモールでも家賃減額等が痛手となり悪化が目立ってきた。...
 ソフトバンクと銀行の「距離」に変化が起きた。同社が3000億円の借り入れを求めた所、三菱UFJと三井住友は後ろ向きの模様だ。ソフトバンクは投資先の不振が次々と明らかになっていて、特にインドでの投資でそれが著しく、中でもオヨに疑問が持たれている。...
 ハドソンヤードで三井不動産が大口投資した2本のビルを含めた3本のビルに、フェイスブックが大型の入居を決めた。これで三井不動産が投資した竣工済みの55ハドソンは満室に、同4000億円超を投資して建設中の50ハドソンの入居率は75%になった。...
 ソフトバンクは支離滅裂な企業文化の為、ビジョンファンドではこの半年で、投資スタッフ12名が退職、来年春のボーナス後に退職者はさらに増えそうだ。トップクラスでも退職者2名が出ている。チーム間の競争が煽られ、投資経験がない人間達が上層部にいてコミュニケーションも悪く、孫CEOへや報酬の仕組みにも不満が持たれている。...

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