追記:SRE(旧ソニー不動産)のAI価格査定が滅茶苦茶にひどい事がある原因の推測

(追記2022.7.10) 

 「おうちダイレクト」が「おうちクラベル」になって、こんなサイトがあった。

 https://homenever.com/ouchi-direct/

 私が前回のブログで指摘した事の3割くらいはSREはもう自覚しているようだ。

 

このページの後ろの方にある「AI査定にレインズのデータが使えないので・・」というくだりの続きがはっきりしないのだが、ふつうに読めば「レインズのデータが使えないのでSREのおうちクラベルのAI査定は精度が低くなります」だろう。

本来なら、「精度が低いので一般の方の利用に供するのは見合わせています」となるのが常識的な会社ではないか?

 

 SREは自社の努力でできる事がある。それは「SREが査定した物件のその後を追跡し、成約価格を知る事ができた物件」について、「SREの査定価格と成約価格の差がどのような分布をしているか」を計算する事だ。

 

 ある大手は昔、「査定価格の上下・何%に全取引の何%があった」という形で公表していた。SREの査定の誤差分布を、業界大手の誤差分布と比較すべきだ。きっと恥ずかしくなるほどSREの誤差は大きく、これでは業界大手から相手にしてもらえないはずだと納得するだろう。

 

SREが「レインズはデータをAI査定用に使わせてほしい」と言いたくなる気持ちは分かるが、これは「子供がピストルを欲しい」とねだっているようなものだ。SREAIは「1000万円もしない物件に7000万円の査定価格をつける代物」であり、これのうかつな普及や拡大は消費者保護の面で大問題だろう。SREはもう少し、自分たちの能力をわきまえて物を言ってほしいものだ。 

 

「ソニー」のブランドはいくら振りかざそうが、もう不動産業界まわりでは「ソニー」の名は地に落ちている状態だと思う。「ソニー」「ソニー」とSREが声高に言えば言うほど、SREは怪しげと思われるだけだろう。

 

SRE(旧ソニー不動産)のAI価格査定が滅茶苦茶にひどい事がある原因の推測