ソフトバンクが絡む先が絡んだ「暗殺と暗殺未遂事件・3件」とウーバーイーツ

 はじめに「暗殺」の方だが、次の3件だ。

 

 ソフトバンクがビジョンファンドに450億$(5兆円)を出資してもらったサウジのムハンマド王子関係が2件ある。

 1件は世界的に超有名な話で、反政府派のサウジ人ジャーナリストのカショギ氏をトルコで殺害し、遺体を切り刻むか、あるいは生きたままの状態で切断したという暗殺事件。

 もう1件は最近明らかになったのだが、サウジの諜報関係の元高官がカナダに逃亡していた所、ムハンマド皇太子が彼の暗殺チームを派遣していたという話。この暗殺チームはトロントのイミグレで引っかかり、暗殺は未遂に終わった(殺害の実行が嫌でわざと捕まった可能性もある)。

 最後の1件はソフトバンクの幹部が仕組んだあやしげな投資話のネタであるワイアカード(破綻済み)のアジアの有力ビジネスパートナーが、フィリピンで不審死した話。どう見ても金銭がらみの口封じの暗殺に見える。

 

 ムハンマド皇太子もフィリピンでの話も先進国の常識でははかれない部分もある。

 フィリピンの方は、この国では暗殺というか殺人事件が日常なのだ。

 ムハンマド皇太子の方は本人の「サウジ社会を近代化したい」という志しは理解できる。しかし彼のメンタリティはジェット機に乗って世界を飛び回る織田信長のようなもので、彼には彼の指示による「暗殺」も法に基づく「死刑執行」も同じなのだろう。

 ちなみにアマゾンのベゾス氏が自分の不倫に関する写真により政治的な脅迫を受けた時、同氏は「黙っていられるか」とこの写真の流出元を巨額の私財をはたいて徹底的に調べあげた。たどり着いた流出元はムハンマド王子のスマホだった。同皇太子はITにも詳しい「中世の人」でもある。

 

 世界中がムハンマド皇太子によるカショギ氏の残虐な暗殺に愕然とするなか、孫CEOは堂々と真っ先に彼に近づいて許し、紅海で一緒にスノーケルをした。

 このあたりから世界は孫CEOを警戒し始めた。今年の春、1兆円を越す巨額赤字の言い訳で「自分は(初期の)キリストやビートルズのように誤解されている」と孫CEOは言い出し、これには世界中がひっくり返ってあきれた。

 昔、ビートルズのジョン・レノンがうかつにキリストを引き合いに出し、アメリカで大騒動となった事件があるのだが、世代的にいって孫CEOがこの事件を知らないはずがないのでこれはたぶんなにか言い間違えをしたのだとおもう。

 しかし世界に向けて、自分をキリストと比べたことはもう取り返しがつかなかった。「4-6月期」が一転、1兆円の黒字となったといっても、「日本のキリスト様がなにかおっしゃている」という受け止められ方だ。

 ソフトバンクはいつになったら日本で税金を払うつもりか知らないけれど、払うものはちゃんと払ってほしいものだ。

 

 ちなみにウーバーイーツ、これもウーバーにソフトバンクが大口出資している。

 ネットニュースに「ウーバーイーツにより車を後ろから当て逃げされた人がウーバーに苦情を言っても相手にされないも同然で憤慨している」とある。

 先日、私は道を普通に歩いていたら、ウーバーイーツの自転車に後ろから突然、意味がない罵声を浴びせられた。走り去る彼は後ろを振り向いてこちらを見てから、交差点で消えた。まわりには誰もいなかったので罵声の相手は私しかありえない。背中にはウーバーイーツの大きなロゴだ。

 

 なんだ、これ?

 なんでソフトバンクが絡むとこんな話が多いのだ? 「ソフトバンクショップ」なんて名前はよいが、するのは契約の話だけだ。

「お宅で契約したスマホが自宅ではつながらない」という情けなくなるような話を何回相談しても、まずアップルに聞いてくれという。結局、ソフトバンクの電波状況がある日突然悪くなったせいだった。ふざけた話で、「ソフトバンク」のブランドっていったい何なのだろう。 

 

 まあいいですけど、繰り返しますが「税金」だけはちゃんと払ってください。