再び混とんとしてきた万科企業のM&A

★「ジャパン・トランスナショナル」検索改善用ブログです。

 

 中国最大のマンション・デベである万科企業を巡るM&A合戦について・・・。

 

  25%を買い占めていた(いまひとつ正体不明の)宝能集団にマージンコールが発生しているとの情報から、この戦いも終わりが近そうだ(宝能側の負け)と、以前に書いた

 

 しかしここへ来て新たに、恒大集団が万科企業の株式6.82%を買収した事が公表され、話がまた分からなくなってきた。買収に要した額、146億元。今のレートで2230億円。

 

 宝能集団とは違って、恒大集団はちゃんとした会社だ。広州本拠のマンション・デベで、勘定の仕方によっては中国第2位とされる。今はコングロマリット化しつつある。

 

 しかし恒大集団も借金まみれである事、はなはだしい。借入金総額は290億$で、今のレートで2.9兆円。これはEBITDAの約10倍だ。

 

 それでも今回の買収発表を好感して万科企業の株価が約10%上昇したので、もう200億円規模のペーパー・プロフィットを得ている。

 

 恒大集団の狙いは明らかにされていない。

 一応、純投資だと言っているが、そんなはずはないので勝手に狙いを読むと、

 

  その1)万科企業に恩を売って経営権には関与しない代わりに、具体的にどこかの(例えば万科企業の本拠地である深圳での)マンション事業での協力を迫る。

 

 その2)万科企業に恩を売って、万科企業がかなり固め終わっている深圳メトロとの不動産事業提携に一枚、かませてもらう。

 

 その3)手詰まりになっている宝能集団に近寄り、協力して万科企業をのっとる。

 

 こう見ると、キーポイントは相変わらず、華潤の持つ10%に見える。

 

 最終決着の期限は来年たぶん3月の株主総会での取締役の選任という事になる訳だが、本当にこれにもつれ込んだら、どういう事になるのでしょう。

 

 中国の会社法における取締役の選任手続き、勉強しておかなくては・・・

 

<グローバル不動産経済レクチャラー/海外不動産セミナー>

<私のもう一つのブログです:http://triangle-uehara.jimdo.com/