ニューヨークの現在のマンション市況

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 世界の住宅市場は、見どころ満載だ。日本が一番、つまらない。

 ここではNY(マンハッタン)の分譲マンション市場の現在(2016初夏)について書こう。

 

 まず価格帯の区分だが、マンハッタンでは以下のように分類できそうだ。

 100万$・・・メディアン価格。これ以下は低額物件。

 200万$・・・単純平均価格。超高額物件が多いため、メディアンとこんなに差が出る。

 400万$・・・平均価格の倍にあたり、これより上が大体「ラグジュアリー物件」か。

 1500万$ ・・「ウルトララグジュアリー」と「(単なる)ラグジュアリー」の境目か?

 6000万$ ・・現在みられる取引の最高上限がこのくらい

 1億$・・・・NYマンション市場での過去にあった最高額の取引

 

 (現在の市況)

 6000万$~1億$という取引はほぼ皆無になった。

 400万$~6000万$のラグジュアリー物件の市場はかなり軟化、売れづらい。

 100万$~400万$も軟化、以前は入札だらけだったが、今はそうではなくなった。

 100万$以下の物件は依然として売れているが、どこでも入札と言う状況ではなくなった。

 

 NYでは過去数年、マンハッタンの住宅価格が上昇を続けたため、橋を渡ったブルックリンへ住宅需要がにじみだしている。一部のブルックリンの様相は昔とは全然違う。

 

 ついでに「賃貸マンション市場」の方も書いておこう。

 

 どこのデベも、賃料の価格帯を4つに分けた時の「最上位の4分の1」を狙って物件供給していることもあり、このセグメントは供給過剰になっている。

 1か月のフリーレントや、ブローカー手数料の肩代わりといった実質的な家賃値引きが横行している状態だ。

 

 また、前記の分譲マンションで区分した「ウルトララグジュアリー」クラスに相当する賃貸マンションは、ただですら供給過剰のところに、分譲済みのウルトララグジュアリーマンションを購入した投資家が今後、賃貸に出すはずなのでいっそう需給が崩れるものと見込まれている。

 

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